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カフェの1日

2018.9.2


 

こんにちは。

 

 

オレンジカフェスタッフ青木です。

 

 

 

いつもオレンジカフェに来られる認知症の当事者の方で、複数での会話になると置いてけぼりになりがち(お耳も少し遠いから)なAさんがおられます。

気がつけば家族さんとスタッフで話が盛り上がってて、当事者Aさんはポツン。カフェ終了後のミーティングで皆で反省なんてこともよくあります(汗)。

 

 

今日はそうならないように!

 

Aさんのお好きな

 

「書くこと」

 

カフェの過ごし方として取り入れてみました。

 

 

私自身が最近妙に共感した永六輔の言葉を紹介したコラム。

それを「手書きで写してほしいのですが」とお願い。

 

 

 

「手が震えるからなぁ」と急に手を震えさせたおちゃめなAさん。

 

 

Aさんがやろうかやろまいかと迷っている所に、

「こんなん、コピーとったら早いやん」と周りの人からの声。

 

 

(あぁ、そんなんですけど、、本人にやってもらうプロセスに意味があるんですよね、、。)

 

 

 

書いてみようかと筆を持つAさん。

 

 

Aさんの奥さんも最初は横であれこれ手伝っておられましたが、

 

「自分がそばにいては口うるさく言い過ぎてしまう」

 

と自ら離れた席に。

 

 

 

その後は、カフェスタッフ田中さんがAさんのサポートにまわり、Aさんが迷っていそうな時だけ、サポートされていました。

 

それが良かったのでしょう、Aさんはご自分のペースでゆっくりと時間をかけて立派に書き上げられました。

 

 

 

 

 

 何枚も書き直しをされ根気強く書かれたAさんにも、黒子的にサポート役をされたスタッフ田中さんにも、頭が下がりました。

 

 

ただコピーしただけのものより100倍(どっかで聞いたような?)素敵な仕上がりになりました。

 

 

本人のできる事

得意なこと

を根気強くゆっくり見守ってくれる人がいれば、日々の過ごし方も変わるはず。

 

でも自宅ではそんな時間はなかなか取れないですよね。

 

 

オレンジカフェでそんなきっかけ作りやお手伝いができればいいなと思います。

 

 

 

 

 

オレンジカフェコモンズは、

 

2回、第1,3日曜日に開店しています。

 

若年性認知症の方、比較的若い認知症初期の方を対象に認知症カフェを開催しています。

 

来店には予約が必要です。

 

まずは、電話でご相談ください。

 

 

 

080-6210-2335留守番電話対応となります。後ほど、かけ直します。)